このブログは、各種資格試験の受験者の皆様の独学(自主学習)を応援する目的で、フツウのアラフィフ銀行員である管理者が、行政書士試験や1級FP技能士検定、各種銀行業務検定等の受験時の独学学習で培ったノウハウ等をまとめて投稿しているものです。

当ブログでは、各種資格試験の受験者の皆様が、独学(自主学習)において、学習技術面のみならず、メンタル面でのモチベーション維持向上にも役立てて頂けるよう配慮して投稿しています。

各種資格試験に独学で挑戦している方、スクールに通いながら自主学習に励む方の力になれれば幸いです。





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1  資格試験への挑戦遍歴の概要


まず自己紹介を兼ねて私の主な資格試験挑戦遍歴を記載します。次の通りです。


<国家・公的資格>
  • 日商簿記2級 (H3 独学)  23歳
  • 宅地建物取引士 (H10 独学) 30歳
  • 中小企業診断士 (H14 通学) 34歳
  • 1級FP技能士(H28 独学) 48歳
  • 行政書士(H29 独学) 49歳
<金融検定>

  • シニアライフ相続アドバイザー (H29 全国第9位) 48歳
<銀行業務検定>

  • 相続アドバイザー2級 (H30 全国第3位) 49歳
  • 信託実務3級 (H30 全国第5位) 49歳
  • 事業承継アドバイザー3級 (H30 全国第23位) 49歳
私はいわゆる資格マニアという訳ではなく、これまで銀行員として各現場で働く中で必要と判断した資格試験に挑戦するスタイルをとってきました。

また私は元々勉強が苦手なので、これらの資格取得(中小企業診断士以外は独学)には、かなり苦戦し現在に至っています。

各種資格試験受験時の詳細等は別途投稿する事として、本稿では概略のみを記載します。

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2  簿記2級 (H3 独学) 23歳


平成3年に地方銀行に入行した私は、中小企業取引を主体とする店舗の融資担当に配属となりました。入行時はそろばんや札勘定が苦手(今も苦手です)で苦労する一方、融資担当としてのスキル向上に励みました。

その一環として財務分析能力を磨く事を目的に同年6月に簿記3級、11月に簿記2級に挑戦しました。


仕訳から財務諸表作成までのプロセスや原価計算の仕組みを理解できた事が大きな収穫でした。よく「財務分析に簿記は不要」と言われますが、私としては、この簿記2級が財務分析や粉飾決算判定等、融資担当としての業務遂行に大いに役立ちました。

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3  宅地建物取引士 (H10 独学) 30歳

中堅行員として30歳手前となった頃、知識面で不足を感じていたのが不動産関連知識でした。

そこで専門用語が飛び交う宅建業者との折衝場面で互角に折衝できるようになる事を目的に、平成9年から宅地建物取引主任者(現 宅地建物取引士)試験に挑戦する事にしました。


当時は勤務時間も長く、学習時間の捻出に苦労しましたが、長時間通勤の時間を有効に活用しました。

しかし、計画がいい加減であったため、学習にムラが多く初年度は敗退となりました。その後、計画を見直し2年目で合格となりました。

不動産関連の知識を短期間で体系的に学習する事ができ、大きな収穫でした。


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4  中小企業診断士 (H14 通学) 34歳

この試験は銀行入行当初から興味はあったのですが、当時の試験はつかみどころが難しく、市販テキストも充実していなかったため、独学合格は困難と思われ取り組む事ができませんでした。


転機は平成13年度からの新試験制度導入でした。これまでの工鉱業、商業、情報の3部門を統合し、試験内容も日本版MBAを意識した科目構成に見直され、1次試験はマークシート試験、2次試験は事例問題という、現在の試験形態に変更されました。

これを機会に私も中小企業診断士に挑戦する事にしました。


1年目はやはり市販テキストは乏しかったため、通信講座を受講し試験に挑戦しましたが、1次試験で不合格(当時は科目合格制度はありませんでした)となりました。

諸々検討の結果、当時合格を勝ち取るには、通学講座を受講する必要があると判断し、同講座を活用のうえ、2年目の平成14年は1次2次ストレート合格ができました。

なお、当時通学講座は30万円かかりましたが、政府の教育訓練給付金で8割支給を受け、最終負担は6万円で済みました。

この翌年の平成15年に3次実習を経て中小企業診断士として登録されました。


この試験への取組みにより、中小企業経営について多面的に学習する事ができ、顧客の経営改善計画策定等、銀行員としての仕事にも大いに活用する事ができました。

私のこれまでの資格チャレンシの中で最も大きな収穫でした。


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5  1級FP技能士 (H28 独学) 48歳

その後、診断士取得以降は、特に他の資格に挑戦する必要性を感じてきませんでした。


銀行の方針で平成18年頃にFP2級を強制受験となりましたが、この時もFPにはあまり興味を持つ事はありませんでした。

しかし、年齢を重ね、業務の内容が営業店の業務管理に変わる傍ら、窓口で相続や認知症対応を行なう事が多くなり、この分野での知識不足を実感する事となりました。


この分野の知識を集中して取得するのに有効な試験が1級FP技能士検定と行政書士試験と考え、久しぶりに試験に挑戦する事としました。

1級FPは学習を開始し、平成28年1月の試験で惜敗後、基礎知識不足を徹底的に補強し同年9月試験で学科試験(1次試験)合格、平成29年2月の実技試験(2次口答諮問)に合格できました。


目的としていた、相続・事業承継の知識を深堀りでき、顧客提案にある程度自信が持てる知識を獲得でき、またその他の不動産や税務関連の知識の体系的な習得に役立ちました。

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6  行政書士 (H29 独学) 49歳

FPと同じ動機で、特に民法(相続法)の知識を獲得し、相続手続きの折衝の場面で弁護士と対等に折衝できるようになる事を目的に行政書士試験に挑戦する事にしました。


平成28年の試験はFPと同時学習であった事もあったのですが、学習方法や本試験の時間配分対策も不十分であったため不合格となりました。


次年度の平成29年は不合格要因を徹底的に分析のうえ、学習方法を見直し(詳細は別稿で記載していきたいと思います)、なんとか合格する事ができました。


これで4つの士業国家資格を取得する事になりましたが、中小企業診断士(登録済み)、宅建士(登録済み)、1級FP技能士(登録不要)とは違い、行政書士だけは開業登録をしないと「行政書士」と名乗る事はできず、現在は行政書士試験合格者という事になります。

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7  これから

その後、更に関連知識の深堀りを目的に、平成30年には、久しぶりに業界の民間試験である「銀行業務検定」に挑戦し先に記載の結果を得る事ができました。

しかし皮肉な事に同年夏の人事異動で私は本部のローン関係の事務集中部門に転勤となってしまい、これまでの学習理履歴を業務に活用する事ができなくなってしまいました。

これにより、各種試験への挑戦は一旦終了となり、現在は各資格の知識レベルの維持を図るべく自主勉強を続けています。


そしてこれからは、今までの資格試験への取組みにあたって、様々な工夫を重ねてきた経験、特に独学(自主学習)におけるメンタル面、特にモチベーション維持に配慮した工夫を発信する等により、資格試験学習に励む方々を応援していきたいと思います。


これからもどうぞよろしくお願い致します。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

北河内 学


今後とも応援頂けるとうれしいです。








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