ご覧頂きありがとうございます。
私は普通の公立高校から普通の私立大学を経てバブル末期に地銀に就職した、冴えないアラフィフ銀行員です。
勉強嫌いの法律嫌いでした。
そんな私がいつの日からか資格試験にチャレンジするようになり、30歳で宅建士、35歳で中小企業診断士、しばらく休止後、50歳手前で1級FP技能士、行政書士に合格し、銀行業務検定では連続で個人表彰を頂きました。
当然たくさんの不合格経験も経ています。
そんな諸々の学習経験での「地味な工夫」や「気づき」を綴っています。
今回は「セパレート&リピート学習」のお話です。
はじめに
資格試験学習で、分厚~いテキストを読破した後、「忘却曲線の悪魔」に愕然として、「モチベ喪失」の経験はありませんか?
セパレート&リピート学習はこれらに効果的でした。
忘却曲線・モチベーション維持との格闘!
資格試験学習者にとって悩ましいのが、いわゆる「忘却曲線」と「モチベーション維持」との格闘ではないでしょうか?
分厚~いテキストを通勤電車でなんとか1周読破したけど、なんと「ほんとに読んだのかな?」と思える程に「忘却曲線の悪魔」にやられて、全く理解できていない事に愕然とする事が起きがちです。
この状態により、せっかくの学習実績にむなしさを感じ、学習モチベーションが低下してしまいます。当然達成感などありません。
このような事態はなんとしても避けなければなりません。
「セパレート&リピート学習」ってナニ?
私は、この忘却曲線対策、モチベ維持対策として、「セパレート&リピート学習」(勝手に名付けました (笑) )を実践してきました。
内容は特に奇をてらうものではなく、当該試験のテキストや問題集を科目や章ごとに分割(セパレート)して、繰り返し(リピート)学習を行っていくというものです。
各試験によりますが、例えば私が受けた、FP検定や宅建士、行政書士試験では、一般的に市販のテキストや問題集が各1冊にまとめられています。
これをそれぞれ、分野や章ごとに分割し繰り返し学習するというのが「セパレート&リピート学習」です。
FPならば、不動産→不動産→不動産 相続→相続→相続・・・
行政書士ならば、民法→民法→民法 憲法→憲法→憲法・・・
中小企業診断士ならば、経済学→経済学→経済学 財務会計→財務会計・・・
といった具合に進めていきます。
もう少し具体的に説明します。
「セパレート」の方法
まずテキストや問題集を物理的に分割します。
最近は物理的に分割可能となっているテキストもあります。
できれば、分割した同じ科目(分野)のテキストと問題集を一つにまとめてファイルに綴りこみます。
これをカバンに入れ、一日中持ち歩き、通勤電車やカフェで勉強していきます。
なお、どうしても物理的な分割に抵抗がある場合は、リピートのみでも構いません。
「リピート」の方法
具体的な学習方法は、当該試験の学習ボリュームや本試験日までの日数等によります。
私の場合、次のような内容でリピート学習を進めました。
①まず、テキスト全体を高速で一回転読破します。この時は、忘れる事が前提なので気にせずとにかく読み飛ばします。
但し、以前の投稿に記載の通り、目次に読んだ足跡は残していきます。
②次に好きな科目(分野)のテキストと問題集をじっくり二周リピートします。
この時もしっかり足跡を残していきます。
私の場合はテキストと問題集を同時進行するスタイルで進めていました。
③前記②のリピートを全科目(分野)で実施していきます。
「セパレート&リピート学習」の何がどういいの?
さて、この「セパレート&リピート学習」は、具体的に何がどういいのでしょうか?
★忘却曲線に!効く!
この「セパレート&リピート学習」は経験上、忘却曲線に効きます。忘却曲線対策としては、一般に短期間の再学習が効果的と言われていますよね。
科目(分野)ごとの「リピート」というのは、これを実行するものです。
分割リピートする事により、理解が深まり、記憶に定着しやすくなります。
更に、リピート回数ごとに学習スピードが加速され、通常の学習方法よりも学習量を増やす事ができます。
★カバンが軽い!集中できる!
社会人の資格学習は自宅学習のみでは得てして学習時間が不足します。
よって、通勤時にも学習道具を持ち歩く事が多くなります。
セパレート学習であれば、当日学習予定の科目(分野)のみのテキストや問題集を持ち歩きますので、カバンがそれ程重くなる事なく持ち運べます。
また、当日は不必要な科目(分野)の資料がないので、当該科目(分野)に集中できます。
★ミニ達成感がモチベ維持に効く!
更に、セパレートにつき、一周の分量が少ないため、一周後の達成感が、早く多く味わえます。これがモチベーション維持向上に効くんです。
「S&P学習」のデメリットと対策は?
さて、これまで「セパレート&リピート学習」のメリットについて説明してきましたが、一方でデメリットはどうでしょうか?
あえてデメリットをあげるとすれば、学習状況や理解度にバラツキができやすいというリスクが考えられます。
同一科目(分野)を集中リピート学習していきますので、一定時点での科目ごとの学習状況にどうしてもバラツキが大きくなってしまいます。
従って、学習が進まず本試験を迎えた場合、特に科目ごとの足切りがあるような試験ではリスクが高まります。
このリスクへの対策としては、やはり計画をしっかり立て、常に現在地を把握し、常時学習進度を自身で把握できるようにする事が必要です。(これについては別稿で投稿しています)
今回は以上です🤗。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
あなたが目指す資格試験合格をお祈りしています。
北河内 学
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