ご覧頂きありがとうございます。
私は普通の公立高校から普通の私立大学を経てバブル末期に地銀に就職した、冴えないアラフィフ銀行員です。
勉強嫌いの法律嫌いでした。
そんな私がいつの日からか資格試験にチャレンジするようになり、30歳で宅建士、35歳で中小企業診断士、しばらく休止後、50歳手前で1級FP技能士、行政書士に合格し、銀行業務検定では連続で個人表彰を頂きました。
当然たくさんの不合格経験も経ています。
そんな諸々の学習経験での「地味な工夫」や「気づき」を綴っています。
今回は資格試験合格後の喪失感についてのお話です。
はじめに
資格試験合格後、喪失感に襲われる場合があります。
その多くは、本来の目的を見失い、受験と合格が自己目的化してしまっていた事が原因です。
本来の動機・目的を見つめなおし、早期に新たな目標を設定する必要があります。
もう少し見ていきたいと思います。
資格受験後・合格後の喪失感
資格試験合格後に何とも言えない喪失感に襲われる事があります。
何か心にぽっかり穴が空いた感じになり、
放置すれば、今まで実践してきた勉強習慣も完全になくなってしまいそうな、
そんなリスクがある危険な状態です。
なぜそんな事が起こるのでしょうか?
資格受験の自己目的化
大抵の場合、それは学習開始時の目的を見失い、いつの間にか学習や受験、合格自体が自己目的化してしまう事によって起こるのだと思います。
本来、資格試験の学習開始時には、各自の動機に応じた目的があるはずです。
そしてその目的を実現する手段や目標として当該資格試験合格という目標を設定し、学習を開始したはずです。
ところが、
例えば目的自体があいまいであったり、
目的に対する覚悟が不十分であったり、
また試験不合格等を経て学習に没頭するあまり、
といった理由が複合的に関係して、私たちは本来の目的を見失ってしまうのではないかと思うのです。
この状態は、本来、目的を達成する手段や目標であったはずの資格学習や合格自体が自己目的化してしまったとも言える状態です。
本来の目的と新たな目標の設定
ここで大切なのは、あいまいであったかも知れない本来の目的を見つめなおし、明確にしたうえで新たな目標を設定する事です。
本来の目的が、例えば現在の顧客への提案能力向上であれば、
実務面では、得た知識を使って独自の説明資料や一覧表等を整備する等やるべき事は無限に生まれてくるのではないかと思います。
また学習面では、実務に関連した別の資格試験に挑戦する事も検討できると思います。
また転職や独立が目的であれば、それぞれに応じ、転職エージェントに登録したり、創業セミナーに参加する等、具体的な行動を次の目標として実行していく必要があります。
但し、転職や独立は、人生設計にやいて重要な決断であるため、慎重な判断が必要なのは言うまでもありません。
目的自体を変えなければいけないケースも
一方、環境変化により、目的自体が実態と不整合を起こすケースもあります。
私の場合、これまでの資格取得の目的は、主として業務遂行能力の向上でした。
簿記2級は、新入行員時代に取引先企業の財務分析能力の向上を目的に、
宅建士は、不動産業者と対等に折衝する力を身につけるために、
中小企業診断士は、顧客企業に対し、より高いソリューションを提供するために、
1級FP技能士と行政書士は、融資業務から離れ、個人の相続手続き受付がメイン業務となってから、顧客や士業者との折衝に役立てるため、でした。
しかし、2018年夏にローンの事務集中部署に転勤となり、これまで取得した資格がほぼ活用困難な状態となってしまいました。
このように、環境が不可避的に変わってしまい、本来の目的が実態に合わなくなってくるケースもある訳です。
これはなかなか悩ましい事態であり、目的自体を見直していく必要があります。
まとめ
資格受験において、合格後、喪失感に襲われた場合、
それは、大抵は本来の目的の手段であったはずの資格受験自体が自己目的化してしまった事が原因です。
学習開始時の目的を見つめなおし、次の手段や目標を早期に設定する事が肝要です。
なお、一方で、環境変化により本来の目的自体が現状と不整合となってしまうケースもあります。
この場合は環境変化に対応するため、目的自身を見直す必要があります。
一番問題なのは私自身のようです (笑)
今回は以上です🤗。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
あなたが目指す資格試験合格をお祈りしています。
北河内 学
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